かくして無事にヴァルキュリオス王女・センカを目覚めさせる事に成功した一同は、予定通り共闘の申出をすることを決定した。
しかし、当然エイサー王国を空にする訳にはいかず、二手に分かれる事になる。
そこでPC達は・・・
D:で・・・誰が留守番や?
ゼーベン:残るのと行くのは、どちらがヤバそうなん?
GM:それは解らないだろ(あっさりと)
シュウジ:なる程・・・そりゃあ確かに・・・
D:そーやな。 なら俺達は御供しようか。
サリーナ:確かに交渉の方に支障が出たら困ります。
D:いや・・・物見遊山気分もいいかと(笑)
GM:・・・まぁ、それならそーいう事で・・・
その分、天使達の方は居残り組の人数を多くしますね。
ゼーベン:とりあえず必須の王子様と王女様・・・あとは補佐官の1人でもいればいいんでは?
D:まぁ・・・本音を言うと、『対クリーチャー用戦闘メカ』というのに興味もあるしな・・・『学者』としては。
サリーナ:そう言えばそうでしたね・・・すっかり忘れてましたけど(一同爆笑)
シュウジ:で、俺はそのメカの強さに興味があると・・・やはりここは素手で倒さないかんのか!(一同大爆笑)
D:お約束でしょう(笑)
・・・Gガンダムを参照である。
GM:大丈夫。 ザコクリーチャーくらいしか相手に出来ないメカだから、シュウジなら余裕で破壊できる。
シュウジ:・・・所詮は先行者か(一同爆笑)
D:せ・・・先行者なのか?
シュウジ:後ろで支えてるよー。 おいー(一同超爆笑)
サリーナ:中華キャノンはあなどれません!(笑)
D:脅威だな・・・いろいろな意味で!
・・・違います。 A−K(エンジェル・ナイト)です(泣)
GM:それじゃあ護衛でヴァルキュリオスへ向かう訳だけど、道中は特に何のトラブルもなく到着します。
PC一同:早!?
GM:で、王城の謁見の間に案内なんかされて歓迎されます。
PC一同:おお〜!!
D:まっ、本音は解ったもんでないけどな。
GM:んー・・・でもこれは本当に歓迎されてるみたいだけどね。
そもそも、大型のクリーチャーに攻められたりしたら、無茶苦茶ヤバイから・・・この国。
シュウジ:機械化王国でないの? そーいう所って普通は結構強いんでは?
GM:いや・・・さっきに言ったけど、並のクリーチャー相手なら十分に戦える。
そーいう意味では『天使抜き』のエイサー王国よりは確かに強い。 しかし・・・
サリーナ:少し相手が強くなると・・・
GM:あっさり蹂躙されて滅ぼされかねない。
シュウジ:弱!? もっとマシなん作れよ(笑)
D:無理無理。
シュウジ:スーパーロボットみたいなんとか・・・
GM:んー・・・でも、この世界の『普通』のレベルから見たら、とても強いんだよ?
本当にスーパーロボット並にね。
シュウジ:それで並のクリーチャー相手に勝てる程度か・・・駄目駄目やな。 ここの連中は・・・
・・・いえ、あんたらが強すぎるのです
GM:で、まぁ・・・その話題のA−Kですが、王国の要所に配置されていて・・・まぁ、見た目は結構格好いい♪
ゼーベン:うーむ・・・見た目は格好いいが・・・
D:性能的には・・・
シュウジ:どうなのか・・・試してみるか!
D:試してみるか!
GM:そうすると君達が乗って動かそうとしたら・・・魔力回路や動力系統が耐え切れずに煙を吹き出す(笑)
シュウジ:おいおい!(笑)
D:マグネットコーティングしろ〜(一同爆笑)
サリーナ:乗るメリットは何もないですね・・・
GM:まぁ・・・サリーナが一切の魔法と闘気法を使わずに、格闘のみで戦おうとするならマシかな?
シュウジ:でも、プラーナを開放した瞬間・・・
GM:バラバラかな?(笑)
D:だぁぁぁぁ! 使えねぇ〜!!
GM:まぁ・・・そんな事があったりもしたけど王子様が、通常のクリーチャーに対する協力をお願いすると、王は快く承諾してくれます。
ゼーベン:随分とあっさり承諾してくれたもんやな?
GM:もちろん、A−Kでは手に負えない相手に攻められた場合は援軍を送るっのが条件だけどね。
D:ふむ、成る程な・・・
GM:で、今回の依頼に対して派遣する軍団の規模やらを相談してたりしてる時に・・・
「た・・・大変です! 大型クリーチャーの一群がこちらへ向かって来ています!!」という伝令が来ます。
GM(幹部A):な・・・なにぃ!?
GM(伝令):敵はこちらの警戒隊と第1・第2防衛隊を突破! 王都へ一直線に進攻しています!!
GM(幹部A):ば・・・馬鹿な・・・13機のA−Kで編成されている防衛隊を・・・ものの数分で全滅させたと言うのか!(一同大爆笑)
シュウジ:だ〜めだ、こりゃあ・・・
D:我々が行くしかあるまい・・・ふぅ〜(−−)
GM:じゃあ迎撃に出ると、そこで見えるのは大型のダンゴ虫のようなクリーチャー。
それが10体ほど爆走してきてます♪
シュウジ:大型のダンゴ虫? ・・・王蟲みたいな感じか?
GM:そうそう。
D:ならば・・・なぎ払えっ! てか(笑)
シュウジ:巨神兵がいる。
GM:まぁ・・・この場は巨神兵ならぬA−Kが『魔道砲』を連射する!
PC一同:おぉ〜!(感嘆)
GM:でもそれは、クリーチャーの表皮に『うっすらとした焦跡』を作るにとどまる(笑)
PC一同:やっぱり駄目だぁ〜(爆笑)
GM:そして体当たりで飛ばされたり、踏み潰されて爆発してる。
PC一同:弱!!
ゼーベン:まぁ・・・10体か・・・ 確かサリーナの魔法に放射型の範囲魔法があったよな? あれを使えば?
サリーナ:?・・・使うのは構いませんが、A−Kを巻き込みますよ?
ゼーベン&シュウジ:いいじゃん(あっさりと)
D:お前ら悪人か〜!(笑)
シュウジ:!?・・・ いいじゃん。メカごとやっても・・・ 人じゃないんだし。
GM:人じゃないけど、人が乗ってるって!!
D:ド阿呆!
シュウジ:あ・・・そう言えばそっか。 うっかり忘れてた(笑)
D:しゃーない。 俺が対精霊獣用の攻撃魔法を使うか・・・
シュウジ:結局は巻き込むつもりかぃ!!
D:ん? 違うぞ。
サリーナ:『聖鍵守護神(ハーロ・イーン)』でしょ? あれなら巻き込まないで済みます。
D:そうそう♪ 大きいから当たり易そうだし。
サリーナ:なら・・・任せます・・・
D:・・・はっ?・・・
サリーナ:高威力の持続型分裂魔法を使うのなら、任せておいても1ターンで片付きます。
D:いや・・・それはそうだが・・・
サリーナ:なら、ここで無駄な魔力を使いたくはありませんので、お任せします。
ゼーベン:まぁ・・・俺の場合は行動か回ってくる前に終わりそうだし・・・
シュウジ:わざわざ突っ込む必要も確かになさそうだし・・・
D:・・・・・・・・・・
サリーナ:・・・お任せします・・・
ディートリヒ・ヴァルター・・・幸の薄い男である・・・