かくて精霊族の女性を助けに入るPC達。相手はただのチンピラ集団で当然ながら相手になる訳もなく、シュウジが一撃を加えると一目散にトンズラして行った。
GM:・・・という訳でその場には精霊族の女性だけが取り残されます。
シュウジ:ご婦人、大丈夫ですか? 怪我とかは無いですか?
D:あっ・・・おいしい役を! 俺がやりたかったのに〜(笑) でもこれってサリーナは怒らないの?
サリーナ:ん? 別に。 困っている人を助けたのだから「ご苦労様」って言うけど?
D:ちっ・・・残念。
GM:あはは・・・君の周りは平穏が無いからねぇ(笑)⇒〔ラース=フェリアでは女の戦いが繰り広げられている(爆)〕
D:いいんだよ。『今』は平和なんだから! そう・・・『今』は(爆)
GM:彼女は「はい、おかげさまで。 ありがとうございました」と君達にお礼を言うのだけど、その視線が1点で止まります。
そして「カノン様・・・カノン様ではありませんか! お探ししました!!」と言ってカノンの前で膝をつきます。
PC一同:え・・・? カノン『様』??
GM(カノン):あー・・・うん。実はボク、精霊族の族長の子なんだ。
ゼーベン:マジか!? これが?
D:思考回路が繋がらない(笑)
GM:実はね。 さっき諸事情によって男っぽいって言っただろ?
あれは族長の跡継ぎとなるために、男として育てられたからなんだよ。
シュウジ:なるほどねぇ・・・
ゼーベン:しかし密かに天使の素質を持っているのって身分の高い人間なのか?
シュウジ:そう言えば前のシナリオの子は法皇の孫だし、確かお姫様もいた気がするな。
GM(カノン):う〜ん・・・どうだろう? ボクの知っている範囲だと残りの3人は特に身分が高いって事は無かったと思うけど・・・
それに、そんな事は全然関係ないよ。 みんなこの世界の為に戦う仲間であり友達だからね。
たまたま生まれた場所がそういうトコだったってだけの話だとボクは思うよ。
サリーナ:・・・そうね。 築き上げた関係の前では、肩書きや立場なんてものは意味の無いものね・・・
GM:「うん。 その通りだよ。」とカノンは嬉しそうに言うよ。
助けた精霊族の娘は名をルシアと言った。彼女の話によるとカノンを村に呼びに来たのは二人だったのだが、先程の連中の仲間にもう1人は捕らえられてしまったとの事だった。
シュウジ:しまったなぁ・・・1人捕まえておけば良かった。 そしたら本拠地を聞き出せたのに・・・
D:魔法で倒れているのを治して拷問といければいいけど・・・
GM:蘇生呪文でもあれば可能だろうけど?
サリーナ:私はありませんよ。 流石に・・・
ゼーベン:血の跡とか足跡なんかで追跡できんの?
GM:やってみてください。
D:追跡は俺の仕事だな・・・(ダイスを振って)・・・ファンブル〜(笑)
シュウジ:ド阿呆〜!!(爆)
ゼーベン:使えん。
サリーナ:絶妙のタイミング・・・使えない・・・
ゼーベン:仕方ない。わしらでやってみるか・・・えっと26。
サリーナ:同じく26・・・
シュウジ:少し高いな・・・28だ。
GM:全員25以上か・・・OK。三人とも発見出来るよ。 そんなに難しくないからね。
D:・・・専門職のくせに失敗した俺って一体・・・(−−)
逃げた男たちの追跡をするPC一行。 サリーナとディートリヒが飛行呪文で先行してあっさりと追いつく事に成功する。
ディートリヒの『説得』によって男達は本拠地やボスの素性やらを隠さずに全部話してくれます(笑)
ゼーベン:で・・・そのボスってのが善人のフリをしているが、実はマフィアで麻薬なんかも扱っているって訳か。
サリーナ:最近は麻薬や武器の他に人身売買にも手を出していたみたいね。
D:ここ数日は娘を拉致するのに力を入れているらしいがな。
ゼーベン:仕方ない。ここは先にそのマフィアから退治するか・・・どうせやるんやろ?
シュウジ:当然。 困っている人を助けて、悪人を倒すのは我が勤めよ!
サリーナ:私も放っておけない・・・
D:若い娘さん達は助けないといけないでしょう。 はっはっはっ!(笑)
ゼーベン:しゃーない。 やるか・・・
* * *