テラ共和国の外れにある離島・・・そこは50年前、エルフレアに魔物が進行してきた拠点の一つであったという・・・
そして当時の最凶クラスの魔物を封印した場所でもあるという・・・
そして今、そこに眠ると思われる賢者の石を求め・・・PC一行は魔の島へと降り立った。
D:さてと・・・取り敢えずここまで来たけど、賢者の石って手持ちでは持ち帰れないよな?
GM:まあ少しならともかく出てきたのを全部ってのは無理だろうね。
D:ならトリシアにはエイサー王城へ戻ってもらって輸送船の手配をしてもらおう。地理にまだ疎い俺らでは迷う可能性もあるからな。
シュウジ:ふむ、その間に我々でこちらを片付けておくという訳だな・・・よかろう! 異存は無い。
サリーナ:いくら外れとは言っても他国の領域を輸送船が通過するのなら彼女がいた方がいいでしょうしね。
ゼーベン:それもそうやな・・・それでええやろ。
GM:了解。なら彼女は「わかりました。それでは皆様もお気をつけて。」と言って天使化すると、高速でエイサー王城へ向かいます。
シュウジ:彼女はまだ力を使っても大丈夫なの?
GM:そうみたいだね。彼女とカノンの2人は君達が合流した時も戦っていただろ?
どうやら意志力の差によって力を使いこなせる程度も違うみたいだね。
D:確かに意志力って点では彼女は強そうだからな。
サリーナ:確かにね・・・でもどうしたの? 随分と彼女には好意的だけど・・・ロリコン(トリシアは見た目12歳くらいである)に目覚めた?(笑)
D:違うわ〜!!(爆) 俺は認める奴は認めるっての!
ゼーベン:・・・まあ・・・それはそういう事にしといて(笑)・・・そろそろこちらも行こうか。
シュウジ:そうやな。人の趣味にとやかく言うのも野暮だしな(笑)
D:お・・・お前ら・・・(怒)
かくて島の中央に位置する封印の祠を目指して進む一行・・・途中で特に大きなトラブルもなく目的地に到達する。
まぁ・・・彼らに対してクリーチャーで遭遇戦なんか仕掛けても仕方ないからね(瞬殺されるだけである)
D:どんな場所なんや?
GM:んー・・・山の中腹で少しだけ横穴の洞窟があって、行き止まりに紋章みたいなのが彫られているね。
ゼーベン:紋章!?
サリーナ:封印の為のものかも知れないわね。
D:どこかで見た覚えはないのか?
GM:うん、君はあるね。エルフレアを象徴する紋章として50年前、魔物を追い返した後に『世界の平和の象徴』として定められたものらしい。
でも今では儀式の際や文献には出てくるけど普段はそれ程使われていないみたいだね。
サリーナ:時の流れによって忘れられつつある紋章・・・そしてその精神も・・・という訳ね。
シュウジ:忘れずにその道を邁進している者もいるがな。
GM:そうだね。ただ偉い立場の人物ほど忘れつつあるとは言えるね。
D:権力に溺れた訳だな。どこぞの国の政治家みたいだな。
サリーナ:権力も力と同じで大きな力を持つ者こそが自制しないといけないのにね・・・
D:それでこの壁を破壊して進めばいい訳なのか?
GM:そうだね。紋章の部分に強力な力をぶつけて破壊すれば結界は壊れるみたいだよ。
サリーナ:なら私がやります・・・『断空光牙砲(ダン・クーガ)!』 射線貫通型の魔法で威力は・・・189です。
GM:壁は跡形もなく消滅します(笑)
ゼーベン:何か出てくる?
GM:いや、今のところは出てこないね。
シュウジ:ならこちらから赴くとするか・・・十分警戒しながらな。
・・・そして祠の奥で彼らは見た。全長数十メートルはあろうかという巨大な『精霊獣』を!
ゼーベン:ちょっと待て! 何でこの世界に精霊獣がおるんや!?
GM:ん!? いても全然不思議では無いと思うけど?
サリーナ:ラース=フェリアと根っこの部分では繋がっているからね。
D:ほう・・・これは個人的にも楽しい展開になってきたな(ニヤリ)・・・精霊獣は全て狩らねばな。
・・・かくて戦いの火蓋は切って落とされた・・・