未来から現代へと向かう時空の狭間・・・
あと僅かで現代へ辿りつこうかというその瞬間! 4人は光に包まれた・・・
GM:・・・という訳で、君達は全く知らない土地で倒れているよ♪
D:はっ! ここは一体どこだ?
ゼーベン:えっと・・・全く知らない所な訳?
GM:そうだね。ざっと見回しても知らない地形だし、植物や動物なんかも知らない種類のものがいるね。さすがにパオパオは居ないけど・・・
一同:ジャングル○べえかい!?
GM:ああ・・・どちらかと言うと『ドラえもん〜のび太の宇宙開拓史〜』のイメージかな?
シュウジ:・・・最近の若い連中には解らん例えやな(同年代でも解らん奴には解らんよ)
サリーナ:魔法は・・・普通に使えるみたいね。
D:と言う事は、全くの別世界では無いって事やな。
GM:まあ、そういうことになるね。 ・・・で、君たちがそうやって話していると、かなり向こうの方で光の柱が立ち昇ります・・・どうする?
シュウジ:何か手がかりがあるやも知れん。行ってみるか・・・
一同:そうやな。
光の上がった方へと飛行呪文を使って向かう一行・・・
そこで見たものは死屍累々と横たわる兵士やクリーチャーであった。一行は降りて様子を見てみることになるが・・・
シュウジ:一人生きていたぞ〜。
ゼーベン:これだけいて一人だけか・・・何があったんや?
サリーナ:回復魔法をかけるから、この人から聞いてみましょう。
回復した兵士の話によると、ここはエルフレアという世界のエイサー王国であることと、最近頻繁に発生し始めたクリーチャーと交戦している際、突然城の方向から光がきて巻き込まれた事が判明する。
D:ほぅ・・・ここがエルフレアなのか。
シュウジ:ディートリヒ・・・お主、知っておるのか?(笑)
D:うむ!(爆) われわれの住んでいた世界、ラース・フェリアの平行世界だな。
ゼーベン:平行世界?
GM:まぁ・・・解り易く言うと、レイアースの『セフィーロ』と『オートザム』みたいな関係かな?
それぞれの独立した世界なんだけど、同時に時間が流れているという・・・まぁ普通は往来できないんだけどね♪
サリーナ:確かエルフレアは8つある平行世界のうち、ラース・フェリアの丁度反対側に位置する世界だったハズです。
シュウジ:思いっきり来てしまっているやんけ!?
GM:まぁ・・・きっと何かの事件に巻き込まれたんじゃないの?(笑)
一同:またかーい!(爆)
* * *
協議の結果、兵士を連れてエイサー王城へ向かう一行。そこで見たものは・・・輝く八枚の翼を持った男と、3人の翼を持った少女達・・・そして一人の青年だった。
GM:あと他にも3人の少女が倒れているけどね。その中の1人はかなりの深手を負っているみたいだね。
倒れている3人のうち2人は翼が背中にあるね。深手を負っているのは翼の無いもう1人の少女だよ。
ゼーベン:それって回復せんとヤバいやんと違うか!?
GM:そうかもね。取り敢えず進めるけど、八枚の翼を持った男が口を開くよ。
「我はエルフレアを護りし第八守護天使・・・お前たちが『最終天使』と呼ぶ者・・・」とね。
それに対して少女達の内の1人が進み出て声を掛けようとするのだけど、男が腕を振り抜いた瞬間・・・その少女の左腕が切り飛ばされる!
一同:えぇ〜!?
GM(最終天使):「ほう・・・降臨したばかりだというのになかなか良く動くな」
GM(少女):「・・・い・・・いったい何を・・・」
GM(最終天使):「ふん。余がこの力を手に入れた今、他の天使など石ころに過ぎぬ。これから王道を歩むに石ころは邪魔というものだ。
もっとも、余のためにその身を弾と代えて道を塞ぐものどもを蹴散らす石ならば、周りに置いてやらぬでもないがな・・・」
GM(少女):「・・・あなたは・・・人間界のために・・・神の手から人間を解放するために、その力を得ようとしたのではないのですか!?」
GM(最終天使):「むろん人間界は神の手から切り離すとも。そして人間は余という新たな神によって統治されるのだ! 永遠にな!!」
GM:・・・ちなみに最終天使と名乗った男を見て先程の兵士は「エ・・・エイサー国王!?」と言って驚いているよ。
D:ああ・・・つまり国王が力を得るために必死になって働いたのに・・・
シュウジ:最後に裏切られた・・・と。
GM:まあ、だいたいそんな感じかな? ・・・で現状でどうする?
一同協議の上で:もう暫く様子を見ています。
GM:了解。すると腕を飛ばされた少女は「・・・はい。私はあなたの力に・・・私の愛した・・・純粋だった頃のあなたの力になります!
再び還りなさい! 最終天使!!」と言って攻撃を仕掛けるのだけど、その攻撃はかわされて逆に魔法を浴びて吹っ飛んでしまいます。
D:げっ! 天使が一撃でLOSTかい!?
GM:あぁ・・・最初の一撃でダメージ入っているよ。それに吹っ飛んだと言ってもLOSTしたとは限らんよ。
この場から居なくなっただけ・・・だよ。
ゼーベン:にしても随分強力な攻撃だったんと違うんか?
GM:まぁ・・・それはそうだね。だいたい一発がサリーナの『新星聖爆(コスモ・ノヴァ)』並みの威力はあっただろうね。それが3発。
サリーナ:・・・つまり威力300クラスが3発・・・
一同:げっ!!(当たればケシズミと化す事間違いなしである・・・)
GM:さて、エイサー王は残りの2人に向かって攻撃を仕掛けようとしているけど・・・
シュウジ:飛び出す! 残りの2人を助けに行く!!
サリーナ:シュウジに続きます。
ゼーベン&D:またタダ働きかぁ・・・仕方ない・・・行きます!