大型戦闘ロボット、リブキゴはあっさりと轟沈した・・・
まさに木端微塵・・・そしてギュワザはシュウジの予測通り、しっかり装備されていた脱出カプセルで離脱していた。
シュウジ:・・・やり過ぎたか?(何を今更・・・) またつまらぬモノを殴ってしまった・・・(笑)
D:じゃあ俺はカプセルに詰め寄る。 そして「さあ・・・キリキリ吐いてもらおうかなぁ〜(←いかにも邪悪そうに)」と言って威圧する。
GM(ギュワザ):はいぃぃぃぃぃ〜!! どうか命だけはお助けを〜!!!!!(爆笑)
D:(邪悪そうな笑みを浮かべながら)それは・・・貴様の態度次第だな。 まずは・・・
かくて哀れなマフィアボス・ギュワザはディートリヒの『誠意ある説得』によって、誘拐した女性たちの監禁場所は元より、
溜め込んでいた財宝の隠し場所まで『説明』し、更には街で流行している疫病の薬の提供まで『申し出』てくれます。
サリーナ:最後に一つ質問するけど、どうして最近になって誘拐まで始めたの?
D:?・・・なんでそんな事を?
サリーナ:だって麻薬や武器の取引だけなら『表』にはあまり発覚しないのに、発覚しやすい誘拐をわざわざ最近になって始めるのって変でしょ?
D:あ・・・確かにな。 じゃあ喋ってもらおうかなぁ〜?
GM(ギュワザ):は・・・はい。 最近この国の王様が大きな力を手に入れたのはご存知ですか?
D:ああ、知っている・・・
GM(ギュワザ):実は王は好色な方でして、若い娘をお送りすれば覚えもめでたいという訳で・・・
D:なる程・・・力を恐れて、取り入る為に利用するつもりだったと言う訳か。
GM(ギュワザ):は・・・はい。 この動きはウチだけでは無く、この国・・・いえ、この世界の裏組織で起こっています。
シュウジ:なにぃぃぃぃ! じゃあここ数日、世界中で誘拐事件が多発しているのか!?
GM:うん。 もし調べてみたら、とんでもない件数が挙がってくると思うよ。
ゼーベン:なんと・・・まぁ・・・
GM:ついでに言うと、大量の武器防具が何処かへ流れている。
PC一同:ぐはぁ!
この後、誘拐されていた娘達を助け出した一行は、もう1人の精霊族の娘・シエラを連れて宿場町まで戻り、町の人達に薬を配ります。
そして翌朝、町の人々に見送られて出立し、夕方には精霊族の住む森へと到着します。
精霊族の森に到着した一行はカノンの案内により、その族長と面会。
事情を説明して精霊族の秘宝『ソウルケージ』を借り受けようとします・・・ところが・・・
GM(族長):・・・断る。
シュウジ:なにぃぃぃぃぃ! どうしてだ!? このまま世界がヤツに征服されてもいいと言うのか?
ゼーベン:どういうつもりなのか説明してもらおうか?
GM(族長):理由か? それはな・・・ワシらはもう人間を信用せんからじゃ。
一同:???
GM(族長):異界からのクリーチャーの侵攻に対抗するという言葉を信じ、我々はカノンをエイサー王国に協力させた。
しかし現実はどうであった? 己の欲望の為だけに我々を利用しただけだったではないか・・・
王子のエイスワートなる人物とて、どこまで信用出来ると言うのだ?
内心では更に大きな野望を秘めているやも知れんぞ!?
GM:・・・と言う族長の言葉に対してカノンは「そっ!・・・そんな事はないよ!! 彼はそんな人とは違うよ」と反論してます。
D:ふむ・・・なら言おう。 確かにあなたの言う可能性も無いとは言えない。
しかし、今は現状をどうにかするのが先決ではないのか? その先の事を言っている場合では無いだろう?
GM(族長):・・・結果として更に大きな破局を生み出す事になるとしてもか?
シュウジ:・・・未来の事など誰にも分からない。 どの選択肢を選ぶか・・・
このまま黙って滅びを待つのか? 未来の希望に賭けるのか? 行動をしてみなければ結果は分からない。
サリーナ:私も以前は人を信じていませんでした。 他人を拒否していました・・・
けれど・・・それが誤りと信じさせてくれる人達が・・・私にはいました。 今の私なら・・・未来の希望に賭ける・・・
ゼーベン:あなたの立場や気持ちも解らないではありません。
ですが、今はこの世界の全ての者が協力しなければならない時なのです。
D:失敗を恐れる余りに、更に大きな失敗を犯すつもりか?
サリーナ:・・・決断の時、そして闘うべき時は・・・今・・・
GM(族長):・・・一つ聞いてもよいか? お主らは別世界よりやって来た者であろう?
出会ってすぐの人間の為に、何故・・・戦うのだ?
ゼーベン:元の世界に帰るため・・・当面は他に方法無いし(笑)
シュウジ:己の生き様・・・困っている者を放ってはおけないからな!
D:自分の為だな。 この世界だけの話では済まないみたいなんでな。 あと・・・美人の姉ちゃんは助けねばならんだろ(一同爆笑)
サリーナ:自分が正しいと思える道を進みたいから・・・ もう・・・過ちは犯したくないから・・・
GM(族長):命を懸けてでもか?
シュウジ:元より!
ゼーベン:懸ける時には・・・
サリーナ:何もせずに後悔はしたくないから・・・
D:まぁ・・・命を捨てるつもりは無いがな。
GM(族長):・・・よかろう。 実を言うと秘宝はここには無い。
PC一同:えっ!?
GM:族長が「あれは試練の山と呼ばれる場所に封印してある」と言うと、カノンの顔色が変わるね。
ゼーベン:なんかヤバイ場所みたいやなぁ・・・
GM:うん。 続けて言うには「そこでは一切の攻撃を禁じられている。 そして四方の祠より1人ずつ挑む事になる」
D:なんかお約束みたいな展開やなぁ・・・
GM:まぁね。 で、「そして秘宝の安置されている中心まで全員が辿り着く必要がある。 お主らに出来るかな?」と言ってくるよ?
D:出来るかどうかじゃない。 やるか・・・やらないか・・・だ。
シュウジ:やるしかないだろ!
ゼーベン:今さら引けん!
サリーナ:やらないわけには・・・いかない!
こうして4人は四方に分かれ、試練の山へ入る事になります。
シュウジは東、サリーナが西、ゼーベンが南、ディートリヒが北へと・・・その前に・・・
ゼーベン:では行くか。 ディートリヒは攻撃衝動を抑えろよ(笑)
D:わかっとるわ! 人を破壊神みたいに言うなぁ〜!!(爆笑)
サリーナ:あははっ! じゃあ私もシュウジに向かって「どうか気をつけて下さい。 あなたは防御にはあまり向いてませんから・・・」と言う。
シュウジ:うむ。 そちらこそ気をつけてな。
サリーナ:じゃあ・・・「はい」と言って少し笑ってから西へと向かいます。
D:なんかあっちとは扱いが随分違うなぁ・・・と思いつつ北へ向かいま〜す(笑)
シュウジ&ゼーベン:では行くとするか!
かくして・・・試練の山に挑む事になった一行・・・
そこで待ちうけるのは・・・
* * *